EDUCATION

専攻医教育

高い実践・研究能力と国際競争力を身につけ、世界の障害科学をリードする人材の育成

技術の進歩・高度化により、現代の医療は難治性疾患患者の延命を可能にしつつある一方で、身体・認知機能障害をもつ人々は急増しており、障害も多様化・重複化しています。このような状況のもと、リハビリテーションの対象疾患やその方法・役割も変化してきており、また異なる視点の発想が必要とされています。そこで、多様化・重複化した障害に対応できる高度な知識と豊かな人間性を兼ね備えた人材を増員・育成すべく、従来のリハビリテーション医学をより学際的に統合した学問分野の確立が望まれています。

東北大学リハビリテーション科専門医養成プログラムは、重複障害時代にあるわが国において、日々拡大していくリハビリテーション医療分野で自信をもってリーダーシップを発揮できる人材を養成することを主目的にしております。専攻医は、疾病予防・移植医療から維持期のリハビリテーション、障害者福祉までの幅広い分野の経験を積めるとともに、経験豊富な多数の指導医から絶えずきめ細かな指導を得られるような工夫をしています。

連携施設

関連施設

大学院教育

医学、薬学、障害科学、老年学、社会学の幅広い分野の質の高い研究

当分野には医学博士が4年間で習得できる医科学課程と前期2年(修士)と後期3年(博士)の障害科学の過程と2種類が存在します。医科学課程は6年制の大学を卒業していること、あるいは修士課程を修了していることが前提です。
当分野の研究は障害科学全般に対する研究を、まんべんなく行っています。とくに内部障害の研究に特化したりしているわけではありません。また、リハビリテーションの研究に特化しているわけでもありません。医学、薬学、障害科学、老年学、社会学の幅広い分野の質の高い研究を行っています。
テーマの選択はこちらから提供する場合や持ち込んでいただく場合の両方があり、どちらの場合も存在します。どちらの場合も非常に高いレベルで指導していき、一流英文誌への複数の発表へと繋げていきます。
手法としてはありとあらゆるものがそろっています。臨床研究における検査機器や介入デバイスなど充実しています。基礎研究においては、遺伝子、分子、蛋白、生体とすべてのレベルに対応しています。近年のプロテオミクス解析に深く取り組んでいますし、シングルDNA解析も可能です。さらに、ビッグデータ解析研究も盛んで、そのための統計手法も充実しています。ぜひ、私たちの大学院に来て、自分の未来を広げてください。